SaaSナビ

次世代LP・Webサイト制作ツール比較【2026年版】FramerとElementor徹底解説

· SaaSナビ編集部

企業の顔となるランディングページ(LP)やWebサイトの制作において、スピードとデザイン性の双方がこれまで以上に求められています。かつてはエンジニアに依頼して何ヶ月もかかっていたWebサイト構築も、ノーコード・ローコードツールの進化により、マーケターやデザイナー自身が数日、あるいは数時間で高品質なサイトを公開できるようになりました。

本記事では、次世代のWeb制作ツールとして圧倒的なシェアと支持を誇る「Framer」と「Elementor」を徹底比較します。それぞれの特徴を理解し、自社のリソースや目的に最適なツール選びのヒントにしてください。


次世代Web制作ツール・FramerとElementorとは

Web制作の民主化を加速させたのが、ノーコード・ビジュアルエディタです。従来のHTML/CSSコーディングの壁を取り払い、直感的な操作(ドラッグ&ドロップ)で自由度の高いレイアウトを実現します。その中でも現在、市場を二分しているのがFramerとElementorです。

  • Framer(フレイマー):Figmaのような圧倒的な自由度を持つデザインキャンバスから、そのままプロダクション品質のWebサイトを公開できる次世代ツール。アニメーション性能とデザインの美しさに定評があります。
  • Elementor(エレメンター):世界中で利用されているWordPress専用のビジュアルページビルダー。既存のWordPressインフラを活かしながら、高度なLPやサイト構築をノーコードで実現します。

両者の最大の違いは「ゼロからのクラウドネイティブ(Framer)」か「WordPressエコシステムの拡張(Elementor)」かという点にあります。以下でそれぞれの詳細を見ていきましょう。


Framerの主要機能と導入メリット・活用シーン

Framerは、デザイナーの頭の中にあるアイデアをそのまま具現化できるツールとして、スタートアップやデザイン重視の企業から絶大な支持を得ています。

主要機能と導入メリット

  • Figmaライクなデザイン自由度:グリッドやスタック(Flexboxの概念)を用いたモダンなレイアウト構築が可能で、ピクセルパーフェクトなデザインを実現します。
  • リッチなアニメーション・インタラクション:コードを書くことなく、スクロール連動アニメーションやホバーエフェクトを数クリックで実装できます。
  • CMS機能の標準搭載:ブログや導入事例などの動的コンテンツを簡単に管理・公開可能です。

活用シーン

Framerは、以下のようなシーンで特に真価を発揮します。

  1. サービスの立ち上げ時(MVP・新サービスLP):デザインから公開まで最短数日で完了するため、スピード重視のマーケティングに最適です。
  2. ブランドサイト・採用サイト:競合他社と差をつける洗練されたモーションデザインを取り入れたい場合に適しています。

月額料金はサイトの規模や機能に応じて異なりますが、一般的なビジネスサイト向けのプランであれば約15〜30ドル/月程度から運用可能です。サーバーの保守・管理が不要なクラウドSaaSであるため、インフラ運用の手省化にもつながります。


Elementorの主要機能とWordPress連携の強み

Elementorは、世界シェアNo.1のCMSであるWordPressの拡張機能(プラグイン)として、多くの企業サイトやオウンドメディアで導入されています。

主要機能と WordPress連携の強み

  • 90以上のウィジェットと豊富なテンプレート:ボタン、フォーム、スライダーなど、LP制作に必要なパーツがあらかじめ揃っており、即座に配置できます。
  • 既存のWordPress資産との統合:すでにWordPressで構築しているブログやECサイト(WooCommerce連携)の中に、高度なデザインのLPをシームレスに組み込めます。
  • SEOとプラグインの互換性:Yoast SEOやAll in One SEOなどの強力なSEOプラグインと直接連携でき、長年の運用実績があるWordPressのSEOノウハウをそのまま活かせます。

活用シーン

Elementorは、以下のような企業に最適です。

  1. 既存のWordPressサイトをリニューアルしたい場合:ドメインや既存記事の移行の手間をかけず、外観と編集画面だけを劇的にモダン化できます。
  2. 独自の会員機能や複雑なデータベース連携が必要な場合:WordPressの膨大なプラグインエコシステムと組み合わせることで、高度なWebアプリケーション的要素を持つサイトも構築可能です。

費用面では、Elementor Proが年間約60ドル(1サイト)から利用可能ですが、別途WordPressのホスティングサーバー代や独自ドメイン費用が必要となります。


自社に最適なLP・Web制作ツールの選び方と導入のポイント

自社にとってFramerとElementorのどちらを選ぶべきかは、「誰が・何を・どのように運用するか」によって決まります。以下の比較表を参考に検討してください。

評価項目 Framer Elementor
プラットフォーム クラウドSaaS(完全ノーコード) WordPressプラグイン
学習コスト 中(Figma経験者なら低い) 低〜中(WordPressの基本知識が必要)
デザインの自由度 非常に高い(自由なレイアウト・モーション) 高い(テーマや既存構造に一部依存)
保守・セキュリティ 自動(プラットフォーム側で担保) 自社管理(アップデートやセキュリティ対策が必要)
向いている企業 スタートアップ、スピード・デザイン重視 オウンドメディア運営企業、既存WPユーザー

導入のポイント

  • 運用体制を見極める:社内にエンジニアやWordPressの保守担当者がいない場合は、セキュリティやサーバー管理の手間がないFramerが圧倒的に有利です。一方で、社内にすでにWordPress運用のフローが確立されているなら、Elementorの導入がスムーズです。
  • 目的の明確化:短期決戦型のプロモーションLPやプロダクトサイトであればFramerのスピーディさが活きます。中長期で数百ページのオウンドメディアやブログと一体化したサイトを育てるならElementorに分があります。

自社のリソースとWeb戦略に合わせたツール選定を行い、成果の出るWebサイト構築を実現しましょう。

生産性向上やチームのコラボレーションツールについてさらに知りたい方は、以下のページもご覧ください。