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海外送金・決済SaaS比較【2026年版】Airwallexの導入メリットと手数料徹底解説

· SaaSナビ編集部

こんにちは、「SaaSナビ」編集部です。

グローバル化が進む現代のビジネスにおいて、海外企業との取引や現地法人での資金管理は、企業の成長を左右する重要な要素となっています。しかし、「海外送金の手数料が高すぎる」「着金までに何日もかかる」「為替リスクの管理が煩雑」といった課題を抱えている企業は少なくありません。

そこで今回は、次世代のグローバル金融プラットフォームとして注目を集める「Airwallex(エアウォレックス)」に焦点を当て、その特徴や従来の銀行送金との比較、導入メリットを徹底解説します。


Airwallexとは?グローバル企業が注目する理由

Airwallexは、2015年にオーストラリア・メルボルンで設立された、B2B向けのグローバル決済・金融プラットフォームです。世界中に拠点を持ち、数千社を超えるグローバル企業やスタートアップ、EC事業者が利用しています。

従来の国際送金は、中継銀行(コレスポンデント銀行)を複数経由するため、多額の手数料と時間がかかっていました。しかし、Airwallexは独自のグローバル決済ネットワークを構築することで、この仕組みを根本から覆しました。

グローバル企業がAirwallexに注目する主な理由は以下の通りです。

  • 圧倒的なコスト削減: 仲介手数料を最小限に抑え、市場実勢レート(ミッドマーケットレート)に近い為替レートを提供。
  • スピード: 多くの主要通貨で同日中、あるいは数分での送金が可能。
  • 一元管理: 世界中の複数通貨アカウントを1つのダッシュボードで管理できる利便性。

従来の銀行送金と比較した3つの大きなメリット

日本のメガバンクや大手都市銀行で行う従来の海外送金と、Airwallexを比較すると、その違いは一目瞭然です。ここでは、ビジネスパーソンが押さえておくべき3つの大きなメリットを解説します。

1. 手数料と為替レートの透明性

従来の銀行送金では、送金手数料・リフティングチャージ・受取手数料に加え、銀行が独自に設定した割高な「為替スプレッド(隠れコスト)」が発生していました。Airwallexでは、スプレッドを通常0.5%〜1%程度(主要通貨の場合)に抑えており、コストを最大90%削減できるケースもあります。

2. 着金スピードの大幅な短縮

従来のSWIFT送金では、着金までに3〜5営業日を要するのが一般的でした。一方、Airwallexのローカル決済ネットワークを利用する場合、多くの国・地域への送金が当日中、あるいはリアルタイムで完了します。資金繰りの予測が立てやすくなり、キャッシュフローの改善に直結します。

3. 送金ミスの削減とトラッキング機能

従来の送金では「途中で資金がどこにあるか分からない」という不安がありましたが、Airwallexではリアルタイムのトラッキング機能を搭載。宛先ミスや情報不足による組戻し(リコール)のリスクも大幅に軽減されます。

比較項目 従来の銀行送金 Airwallex
為替コスト 高い(独自スプレッドが上乗せ) 低い(市場実勢レートに近い)
着金日数 3〜5営業日 即時〜当日
アカウント管理 通貨ごとに口座開設が必要 1つのダッシュボードでマルチ通貨対応
API連携 困難・限定的 高度なAPIで自動化が可能

マルチカレンシー口座と法人の海外決済活用術

Airwallexの最大の特徴の一つが、海外の主要通貨(米ドル、ユーロ、イギリスポンド、豪ドルなど)の「外貨建口座(マルチカレンシー口座)」をオンラインで即座に開設できる点です。

1. 現地口座のように使える

米国の「ACH/Wire」、欧州の「SEPA」、イギリスの「Faster Payments」といった現地のローカル決済網に対応した口座番号を取得できます。これにより、海外の取引先からは「現地企業からの支払い」として扱われるため、海外バイヤー側の送金手数料や心理的ハードルを下げることができます。

2. 海外ECやSaaSの売上回収に最適

ShopifyやAmazonなどの海外プラットフォーム、あるいは海外顧客からのSaaS売上を、高額な両替手数料を払うことなく現地通貨のまま受け取り、そのまま海外のサプライヤーへの支払いや広告費(Google、Metaなど)の決済に再利用できます。円転(日本円への換金)のタイミングを自社でコントロールできるため、為替変動リスクを最小限に抑えられます。


導入手順とセキュリティ対策のポイント

「海外のSaaSや金融サービスはセキュリティが心配」という声もありますが、Airwallexは世界各国の厳格な金融規制に準拠しています。

導入の主なステップ

  1. アカウント登録: 法人名、代表者情報、事業内容などをオンラインで登録。
  2. KYC(本人確認・企業審査): 登記簿謄本や代表者の身分証明書などを提出し、数日〜1週間程度で審査が完了。
  3. 口座開設とチーム権限設定: マルチカレンシー口座が有効化され、経理担当者などの権限を細かく設定可能。
  4. 送金・決済の開始: 必要に応じて社内用のコーポレートカード(Airwallex Borderless Card)の発行や、会計ソフトとの連携を行う。

セキュリティと信頼性

Airwallexは、オーストラリア証券投資委員会の金融サービスライセンス(AFSL)をはじめ、世界各国で関連する規制当局の認可・ライセンスを取得して運営されています。預かった資金は、顧客資産保護の規制に基づき、一流銀行の信託口座で分別管理されるため、万が一の場合でも資金の安全性が確保されています。


海外事業を拡大する上で、決済インフラの最適化は避けて通れない課題です。自社の業務効率化に合わせて、適切なツール選定を行いましょう。

他のビジネス向けツールの機能や特徴については、以下のページも参考にしてください。